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#200 観た映画「神様の思し召し」



イタリア映画『神様の思し召し』。

ジャンル:コメディ

星5つ中4。


総評:ハッピーエンドとバッドエンド、どちらの解釈もできる映画。

そして見終わった後の、フワーッとした悲しさと幸福感の絶妙な余韻がたまらない映画。




お休み期間に読書と映画の時間をなるべく増やそうと思った。


もともと映画は好きで(学生時代ホラー映画サークルという名のサークルを友人らと立ち上げ夜な夜なホラー映画や、サスペンス映画を見漁った。)、数々の映画を観てきたが人生観に影響を与えた映画というと限られてくる。


私の場合はロビンウィリアムズの作品で、特にジャックという作品が好きなのだが

人の4倍歳をとる病の主人公が、人生を明るく駆け抜ける話。

童心の気持ちを忘れず、子供の時に感じた大切な日々を忘れず、

バカみたいに人生を楽しく生きてやろうと思う私の生き方の影響を受けています。

今を精一杯生きることの大切さをいつも教えてくれる映画です。


映画には、画面に映し出されたそこで起こるドラマチックな展開や、アクシデント、苦悩や葛藤を想像し、他人の人生を擬似的に体験することで、それを自分に重ね合わせて、そこから生きるヒントや、感情、時にはアイデンティなども得ることができると思っています。

さて、この神様の思し召し、

ざっとあらすじとして、腕利きの外科医主人公トンマーゾ(マルコ・ジャリーニ)。

職場では傲慢に振る舞い、部下に厳しく、

手術の成功を患者の家族に「これは奇跡ではなく私の力によるものだ」と公言したりとにかく毒舌。

家庭では奥さんともうまくいかず、娘には愛想を尽かし、娘の婿をバカにし、傍若無人な振る舞いの男でした。

そんなある日、医師の道へと進ませようと思っていた息子が突然「神父になりたい」と言い出したことから始まります。


息子は洗脳されているに違いない! と勝手に妄想し、その根元の神父ピエトロ(アレッサンドロ・ガスマン)の素性を明かすために神父への接触を企てます。

いつもバカにしていた、娘婿に空き家の用意をしてもらい、いつも厳しい口調で抑圧していた部下の婦長を誘い、偽装家族の芝居を手伝ってもらうことで、不幸な信者を装い神父へと近づきます。


画像:映画.comより


その神父というのが、前科者であり、なんとか悪事の働いているところを暴き、息子に心を改めてもらおうと行動に出ます。しかし実際は、悪事を企てる様子は全くありません。


そればかりか、教会を修繕したり、トンマーゾにピザ屋の仕事を紹介したり、

キリストへの信仰心も熱かったりと、以外に人間味溢れたいい人で、


相手の正体を知ろうとしていたつもりが、

自分の方こそ、彼への嘘や、家庭のギスギス感の張本人であったこと、妻を変えてしまったこと、

傲慢な態度など、実は自分自身と向きあうきっかけになっていくのでした。


私の好きなシーン


ピエトロが好きな場所とい言う高台の丘の草むらに腰掛けて、壮大な山の景観に心奪われるシーンは、私がかつて暮らした故郷の日々見てきた景色とも重なり、心洗われるシーンにもなりました。


また、この時にピエトロが言ったセリフの中に、空も、雲も、木の実ですら神様である。という表現がこの作品の最大のテーマになると感じました。

神様という位置づけ、考え方、もちろんこの作品には若干宗教的な考えのシーンも含まれてはいますが、

私の個人的な解釈として、

心を穏やかに、物事を広く見てみようという。そうすれば新しい視点から、俯瞰した視点からの気づきがあるはず。


といったメッセージが込められている気がしました。



すっかり心打ち明けた二人でしたが、

ラストシーン。ピエトロが急な交通事故に会い危険な状況に陥ります。

生きているのか?それとも死んだのか?はっきりとは分かりませんが、どちらの解釈もできるラストシーンになっています。


この事故で運ばれた先がトンマーゾの勤める病院。

しかし、トンマーゾは執刀を同僚に託し、ある場所に向かいます。


それが、ピエトロと共に眺めたあの丘でした。木ノ実が地面に落ち、何かを思うトンマーゾ。

そのまま遠くへ歩いて行きながらエンドロール。

これがラストシーンとなります。二つの解釈ができます。


1、ピエトロは死んだ。自然と木の実が地面に落ちたシーンからもそれを思わせることができます。


2、全ては神様の思し召し。タイトル通りで神様が奇跡的な何かをもたらしてくれたという解釈もできます。それは冒頭のシーンで、手術の成功を奇跡と表現した時にこれは私の実力であると豪語した彼。

しかし後半では、全ては神様の思し召しのままに世の中は動いている。という考えに変わっていた。

つまり、ここで手術は奇跡的に成功したというオチであれば奇跡的なところに神様の力が働いたという解釈もできるわけです。


何れにしても、余韻の残し方がとても絶妙で面白い映画でした。


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