たまにはこういう本も読んでみます。
経営はどこにヒントがあるかわからないので。
日本最大の組織といえば言わずもかなですね。
印象として勿論表か裏かでいうと限りなく裏の印象ですので、ダークな部分ばかりに着目した本とい思っていたのですが、主にはインタビューを中心にした組長の人柄や考えについて描かれている印象でした。
それにしてもやはり豪傑という言葉そのものですね。
やはりが金の力は組織においては最も力のあるもので、
例えば、「三菱はお金ないからもし退治した場合は退かないとしゃーないわな」
とはなから避けざるを得ない、と思わせる所に三菱の大きさがありこれが、
社会で戦っていく中で組織の最もたる部分であると改めて感じます。
「世の中は兵力という言葉」
数は武器という言葉、例えば懲役に出した組員に対して、手当が支払われるのですが
それも、10人の組織で一人1万円ずつ払うのか、1000人の組織で一人千円で済む
にも関わらず集まった金額は膨大になる。
数が大きい組織の方が資金も大きいということは当たり前といえば当たり前なのですが
数の力というものは絶大だなーと感じました。
人柄について
この本では5代目渡辺組長にスポットを充てた本ですが、
影響を受けた人として、元々山健組ということもあり
山健組の組長の影響が大きいようで、
「年功序列ではない」
「分かるまで待つ」
「徳川家康」の本が愛読書
というように、戦略家で勤勉家であるという点も非常に興味深かったです。
モラトリアムな日本において、
恩は忘れず仇は忘れると言った懐の深さや、現6代目組長が
「自分の兵力を傘に物言いしない」と評した人間の大きさからも
豪快で勉強家で戦略家という面も非常に印象的でした。
今回は主に豪傑さ、人間的な器という部分ではある意味究極の局地にいる
方の本ということで面白い本に出会ったと思います。
最後にこの本を読んでいていくつか書かれていたオススメの本
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