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#210今日読んだ本「チーズの科学」斎藤忠夫著



今日読んだ本は「チーズの科学」について。

完全に趣味ですね笑


私酒飲みでして、主には芋焼酎ですが(鹿児島の出身なもので)基本的にはワインも日本酒もウイスキーもビールも飲みます。家には、全国47都道府県、世界中旅して回って各国のお酒を集めてきたので、何十本というお酒があります(記念用で開けてません)。


そんな訳で毎日晩酌をするので、自ずとつまみも好きでその中の一つがチーズです。

そんな訳でこの本にたどり着きました。



チーズの歴史


チーズの始まりはアラビアと言われています。

こんな逸話が残っており、

ある商人が、砂漠を横断する前に羊の胃袋をポットがわりにし、ミルクを入れて出発しました。

しばらく行くと歩き疲れ、休むことに。

ミルクを飲もうとポットを開けたところミルクが固まりになっていたそうです。

そのおかげで水分を取ることができ、飢えもしのぐことができ、一石二鳥。

となったという話です。


その後、アラブからモンゴル方面、インド方面、ギリシャイタリア方面に伝わっていったとのことです。


ちなみに、日本は中国から伝わったそうで蘇という食べ物がチーズの元祖だそうです。


チーズは高血圧に影響しない


チーズというと、塩分の強いイメージがあり、よく「高血圧に悪い」と言われています。

しかし、実際は食べ過ぎなければ、

最も塩分の多いブルーチーズで塩分濃度は4、5パーセント。

エメンタールにいたっては1、5パーセントだそうです。


また、熟成チーズは血圧を下げるペプチドが多いとされており

チーズは血圧が上がることはあまりない食べ物だそうです。


補足ですが、リン酸カルシウムというものが含まれており、これは虫歯予防にも効果的。

WHOの発表する表では、シュガーレスに並ぶ食べ物として記載されているようです。


チーズはなぜ美味しい?


チーズはグルタミン酸と呼ばれる旨味成分があることが発見されています。

アミノ酸からできている成分で、

日本人にはおなじみの出しを取る上でも必要不可欠な旨味成分。

日本の昆布に多く含まれているようで、有名なもので、「味の素」はこの成分を抽出した調味料です。


また、副産物の一つにもなりますが、チーズのペプチドの合成研究からアスパルテームが生まれました。これは、今ではカフェなどでもよく見かけますが、砂糖の200倍甘い化学成分です。

チーズの研究の先からこういったものが生まれていったんですね。


この二つの例からもいかにスーパーフードかがわかりますよね。



日本のチーズ消費量と保管方法

日本人のチーズ一日消費量2、1gと言われています。

よくコンビニやスーパーで売られているキャンディーチーズが一粒5gなので、

その半分以下しか食べていない計算になりますね。


ちなみに世界一は、フランス人で、チーズ一日消費量は25、9gです。

日本人の23倍の量が平均的な消費量ということなのですごいですね。


そんな、チーズ離れの原因もかつては、関税などで値段が異なることも大いにありました。

今は撤廃削減され、やや安くなってきましたので今後はこの数値も変わってくると思われます。

世界がグルーバル化している証拠ですね。


ちなみに、チーズの保存方法は乾燥させないことが大事だそうです。

また、他の食品の匂いがつくので気をつけましょう。

冷凍も避けるのが無難です。チーズの種類によってはタンパク質が分解されることもあるので

オススメはできないです。


最後にチーズとお酒の組み合わせ


マリアージュ(結婚)を探す。

これは、チーズと最高に合うワインを選ぶということです。



例えばシェーブルチーズ(ヤギ乳のチーズ)のような酸味系には

フレッシュ酸美系ワインが合うそうです。



塩っけの多いブルーチーズには、

甘口白ワインや貴腐ワインが合うようです。


ナッツ風味のチーズ(私がチーズで最も好きなコンテやミモレット)には

樽の香りの熟成ワインが合うそうです。


その他迷ったら産地に合わせたワイン(イタリア産のチーズにはイタリアワインなど)

でも良いそうです。


以上チーズのことを化学的に知ることでよりチーズが好きになっている自分がいました。

読破してから数時間後、早速スーパーに向かっていました笑










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