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二宮町みそぎ祭「浜降り祭2023」

二宮町生活も早、数年。

海の町に憧れを抱いたのは、今の仕事を始めてしばらくしてからのこと。

川崎の郊外に住んで10年近く経った頃くらいからだろうか。

川崎というのは縦に長い市であり、一般的には海(港)が近い印象を持つかもしれないが、

それは、南側の方。

私の住んできた宮前区(麻生区と多摩区に隣接したエリア)は北側の方にあり、距離にして港までは車で約1時間走らさなければならない。



20代の頃は、都会に憧れ、しかし実際は程よい都会。ということで溝の口の方に移り住んできたが、30を超えたあたりから、妙に故郷が恋しくなってくることがあった。


私の故郷は、人口1万人くらいの海の町志布志市(旧曽於郡志布志町)にあり、自宅からも海が見えるほど、海とは密接な距離感の家で暮らしていた。

当時は、海があることはごく当たり前で、何にも意識をいたことが無いのだけど、

上京して、社会に出て、海としばらく離れた暮らしをしていると、妙に海恋しくなってしまっていた。


そんな時に、趣味の一環で釣り場を探していた時に二宮町と出会ったである。


こちらは、二宮町の吾妻山から見下ろす海。


二宮ブルーと呼ばれる、素晴らしき青い海

神奈川県(いや首都圏全般)に言えることだが、

いつ行っても海岸周りは人でごった返している。


当然、海も汚れ、街も道も車や人でごちゃごちゃしていて、

癒しを求めにきたはずが、ドッと疲れる。

そんな中では、世間的な認知度も低く隠れた海の街、二宮町は

自分にとってちょうどいい町である。


そして、人口2万人弱と、神奈川県内ではとても小さな街の規模も

私にとっては故郷を思い出させてくれるような、そんな町なのである。

 

二宮町みそぎ祭「浜降り祭2023」の話


さて、そんな二宮町では年に1回の一大イベントが行われている。

それが、浜降り祭である。


この地域では古くから続く伝統的なお祭りでもあり、

二宮町にある川勾神社の神輿が町内をまわり、夕刻より海岸で浜降り祭を行う。


儀式の前に準備されたシメナワと囲い




浜辺へと到着する神輿担ぎの男たち


クライマックスの海へ入水の儀式





夕暮れ時、 「どっこい、どっこい」力強い掛け声と共に 幻想的な色彩の中で、神輿をかついだ男たちが海の中へと入っていく。

日本が誇る伝統の力強さを感じる、厳かなお祭りでもあった。


それにしても日本の祭りは心から湧いてくる感動とパワーがあり、なんとも美しい。



最後に、今回の禊祭浜降り祭りを動画でまとめてみたのでご覧ください。








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