明治安田生命Ｊ３リーグ第6節。
今日の試合はヤンマースタジアム長居で、
対戦相手はセレッソ大阪U-23。
前回に引き続き、J1トップリーグの２３歳以下若手チームです。
今日のスタメンですが、
大西 勝俉ＧＫ
田中 奏一ＤＦ
青山 直晃ＤＦ
藤原 広太朗ＤＦ
砂森 和也ＤＦ
中原 秀人ＭＦ
田辺 圭佑ＭＦ
五領 淳樹ＭＦ
牛之濵 拓ＭＦ
酒本 憲幸FW
馬場 賢治FW
リザーブメンバー 畑 実ＧＫ３１
平出 涼ＤＦ５
△76分藤澤 典隆DＦ
１５ △HT枝本 雄一郎ＭＦ
１６ △58分ニウド
ＭＦ３９△72分
三宅 海斗ＭＦ４１
薗田 卓馬ＦＷ９ △58分
試合について
前半から押せ押せの展開でした。
というか、鹿児島FCはいつも前半から押せ押せですよね。
（いつも、後半逃げきれないところがウィークポイント）
今日は特にSBの押し上げが超攻撃的で良かったです。
両サイドバックを中心に高い位置から攻撃を仕掛け、バンバンパスが繋がります。
試合開始早々１分のゴールを皮切りに、
５分、１１分と
酒本選手が立て続けに得点します。今シーズン初ゴールですね。
酒元選手は元々C大阪に16年も在籍していた大ベテランの選手で、
2年前に鹿児島FCに移籍してきました。
今日の試合はC大阪側にも酒本を応援するフラッグなどがかけられており、本当に愛されていた選手なんだなーと実感しました。
それにしてもハットトリック。今日は古巣相手に「これでもか！」な出来でしたね！
鹿児島サッカーはとにかく人とボールが目まぐるしく動きスピーディーに展開するサッカーというのが特徴です。そんなサッカーにあって、将棋で言うと、サイドバックは香車。
両サイドのオーバーラップの上がりで気を逸らせ、
中盤の守備に綻びが生じます。
その空いた瞬間に効果的な一手を投じる。
今日はそんなサッカーが連続して行われているといった展開でした。
前半だけで５得点、ほぼ決まりのゲームでした。
後半は、試合経験の少ない選手が登場します。
特に、ニウドの初出場や、薗田が少し長めに出れたのも試合勘という意味では良かったですね。
やはりニウドが入るだけで、力強いボール奪取やパワフルな縦への突破、高さなど威圧感のプラスアルファが生まれますし、
本職FWの薗田が入るだけで、持ったらシュート、無理な体制でもとにかくシュートという
ゴールへの意識が増えていきますので、非常にゲームとしては力強い展開となり良かったです。
流れ的に前半が良すぎたこともありますが、今後の手数としてもこういった個性的な選手を多く抱えた鹿児島ユナイテッドFCはやはり、タレント揃いだなーと改めて感じました。
今日の個人的感想
今日のメンバーも平均年齢は３０代なわけですが、やはりベテランというのはポイントを押さえてますよね。無闇に動きはしませんし、咄嗟の判断（追い込まれたときのパスや攻撃時のチャンスなど）が抜群にうまいです。落ち着いているので、無駄走りがあまりない。
逆にセレッソの選手は若いということありますが、そこで体力使う？って場面での無駄な走りも多かったですし、もっと落ち着きなよって場面で無理に突っかけたり。そんな場面が目立ちました。
ゴールしたのも、酒本、五領と比較的ベテランと呼ばれる選手が（牛之濵も２７と良い年齢になってきましたが）活躍し、
しっかり試合を０点で押さえ、経験がものをいう大人のサッカーで勝利を収めた印象ですね。
では最後にいつもの監督コメントです。
金鍾成 監督コメント
前半いいタイミングで点が取れたので、後半は無失点で終えること、個人的に積極的に点をとる、個人として得点のアシストを狙っていくことでした。ただ前半と後半で内容が変わったのは、相手の勢いもあったということでした。 連戦が続く中で、アウェイで勝ち点を持って帰れるのは良かったと思います。 （攻撃面でうまくいったことは） クロスの形をチームで求めながら、ゴールを取るときは中に流れ込むように人が入るというトレーニングの中で、勢いと形が出てきたと思います。 （酒本選手の得点について) 大阪に戻ってきていいプレーを見せられて、得点の時にセレッソ大阪のサポーターの方からも拍手をいただいていたので、彼にとっていいゲームになったと思います。 （守備面の無失点について） 全体としてコンパクトに作りながら、ＤＦ陣だけではなく全体で守備をするという方向性を持って挑んでいる。 無失点という結果が大事ですので、GK大西を軸にシュートは打たれながらもゴールを守れたと思います。 （次節ＦＣ岐阜戦に向けて） 岐阜、相模原までの連戦の中で、勝ち点を積んでいかなくてはなりません。 前回のホームは敗戦しているので、サポーターの前でしっかり勝ちたいと思っています。
現在の順位表
よし、これで５位。
順位が順当に上がってきましたね！
それにしても、相変わらず秋田強いです。
今シーズン鹿児島FCが敗けているロアッソ、鳥取も２位、３位ですね。
しかし、再戦もできるのでまだチャンスはあります。確実に勝ち点をつめ重ね、ライバルを確実に倒すこと。
次回は、昨年度J2からともに降格してきた強豪岐阜FC。
ここは昇格の可能性を上げるためにも絶対負けられんですね。
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