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ウクライナ紛争と芸術

まさか、このような時代が訪れるとは、、非常に悲しくも考えさせる日々です。

ウクライナ紛争が2月24日に勃発しました。


多くの方にとって「寝耳に水」のニュースだったのではないでしょうか?

そういう噂は確かにありましたが、、まさか。誰もがそう思ったのではないでしょうか。


紛争の理由については報道機関が様々な角度からコメントしていましたが、遠く離れた文化圏が違う東ヨーロッパでの出来事。世界平和や日本への影響についてピンと来ない方も多かったかもしれません。


軍事大国ロシアが相手ならば「紛争は早期に終結する」という見方をする専門家もいたようですが、4カ月を過ぎても紛争は終わりません。


人的・物的被害は拡大、泥沼のような争い、人々の不幸を伝える報道が今日も続けられています。


▼ロシアがウクライナに軍事侵攻をした理由



ウクライナ紛争の背景にあるのが、プーチン大統領が「ロシアとウクライナを同じルーツを持つ国」として捉えていることです。


ソビエト連邦時代、ロシアが実質的な主導権を握ってウクライナを支配していましたが、1991年、「NATO(北大西洋条約機構)に入らない」という条件付きでソ連崩壊とともにウクライナは独立しました。


それから30年が過ぎても、ロシア国民の多くは「ウクライナは同じ国だった」という意識を持っていると言われます。


そして、外的要因として、NATOの東方拡大。


「ウクライナはロシアと親密な関係にある兄弟国、そこに民主主義陣営であるNATOが入り込んできた」という認識がプーチン大統領にはあるようです。


※1999年にチェコ・ハンガリー・ポーランドが正式にNATOに加盟。2004年にはソビエト連邦に属していたバルト3国(エストニア・ラトビア・リトアニア)等が加盟しました。

「拡大を続けるNATOに対して縮小するロシアの影響力」という図式です。


「ウクライナのNATO加盟阻止」「プーチン大統領のウクライナへの強い執着」「ウクライナの東部と南部は(本来は)ロシアの土地である」という執着にも似た考えからの、今回のウクライナ侵攻ですね。

プーチン大統領は、2月24日のウクライナへの攻撃開始を宣言する演説で、「ロシア、そして国民(ウクライナ東部のロシア系の住民)を守るにはほかに方法がなかった」と述べています。

欧米の脅威に対抗するための「正当防衛のためのウクライナ侵攻である」との主張です。

「プーチン大統領自身の欲望を正当化するための侵攻である」というのが西側諸国の認識でしょうか。

多数の国が、強くロシアを非難すると共に、ウクライナへの軍事支援・物資支援・金融支援・医療提供を行なっています(軍事支援は47ヵ国が実施)。

▼芸術への影響



3月20日のマリウポリの芸術(美術)学校への爆撃が大きく報じられました。


当時、芸術学校には、400人もの市民が避難していたとされています。そこをロシア軍が爆撃しました。

避難民の多くが女性、子供、老人であり、現時点でも正確な死傷者名は不明のようです。

ロシアの芸術作品や施設への攻撃は他にもあります。


3月1日:ウクライナの国民的画家であるマリア・プリマチェンコの作品数十点を破壊。

3月24日:空爆でマリウポリのクインジ美術館を破壊。

バレエ、絵画、クラシック音楽…ロシア芸術は素晴らしいじゃないですか!

芸術の価値や尊さを知るロシア人なのに、なぜ破壊を…?

とても腹立たしく悲しいことです。


ロシアのウクライナ侵攻は、芸術の世界でも大きな影響が出ています。

国内外で演奏会が中止になり、ロシアとの芸術交流の決別・排除等。

残念ですがやむを得ないこと…でしょうか?本当に?


▼芸術家の想い



(芸術は武器の前では無力なのか)と考えてしまいますが、芸術家は不幸な侵攻を糾弾する声を上げ、平和に向けた活動をしています。


2月26日:ロシアによるウクライナ侵攻に対して、世界の近現代美術館のネットワーク組織「CIMAM(国際美術館会議)」が声明文を発表。ウクライナとの連帯を表明して、軍事侵攻を「絶対的に非難する」と表明。


2月25日:「プッシー・ライオット」(ロシアのアクティヴィスト集団)等が、ウクライナ支援の資金調達プロジェクトを立ち上げ、ウクライナの国旗を使ったNFTを発表。


3月2日:ロシアへの文化的な制裁を求める「請願書」を、ウクライナのアーティストや文化活動家が公開。

▼芸術と平和な世界


私たちも(ほんの少しの力ですが)芸術を通して、平和な世界を築くためのお手伝いをしていきたいと思います。


ロシア人もウクライナ人も、世界で争いを続ける国の国民も、芸術に触れた時の感動を思い出してください。

芸術には国も国境もありません。

人種も性別も年齢も。新たな発見と心躍る感動を思い出せれば、武器を持って戦うことの無意味さに気づけるはずです。



STart creation株式会社 永野隆満




 

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