top of page
  • startcreation

#215 本日読んだ本「ジャイアントキリングを起こす19の方法」




今回読んだ本は、漫画の名作ジャイアントキリングを題材にした現実と漫画をリンクさせた本である。


この作品は空想の世界であるが、試合からクラブチーブの内部の様子、経営面やスポンサーにわたるまで細部に描かれている作品であり非常にリアルなところに共感を持っている。

この漫画がすごい2008年第3位。2011年からはアニメ化されている点なども人気が伺える。


この本自体は、7名のライターがそれぞれの視点、テーマで書いてある。

その中からより、現実的な部分で経営面においてのヒントになりそうな部分のポイントを抜粋する。



ドラッカー教授の言葉

あらゆる組織において共通のものの見方、理解方向付け努力を実現するには、

我々の事業は何か何であるべきかを定義することが不可欠である


まず、ドラッカー教授とは現代経営学」あるいは「マネジメント」(management) の発明者である。


とある。つまり、経営や事業においては方向付けが必要であるということである。






この漫画に出てくるチームは万年降格争いを続けるチームである。


うちみたいな貧乏クラブ

お金使えないぶん頭使うしかない


とあるが、正に事業においてもそうで、ほとんど世の8割は零細企業と呼ばれる企業で、

アイディア(頭を使った)ビジネスが必要不可欠であると思う。



チーム一人一人が自分の立場を超えていくこと

とあるが、

「私はこの仕事しかやりません」的な人をたまに見かけるが、組織を大きくするためには、

一人一人が自分の仕事プラスアルファの上積みが必要なことはいうまでもない。


組織に必要な人材とは、頭を使い想像し、足を使いフットワーク軽く動き、

組織のために一つでも多く自分の立場外の行動ができるかどうかであると思う。




日本人は日本人らしさを見失いがち


日本サッカーにおいてもそうであるが、一貫性がないと揶揄されることがしばしばある。

これは、Jリーグ発足(プロリーグ)から、わずか三十年足らずでW杯の常連となった国としては非常に勿体無い。


例えばブラジル。

個の抜きでた技術。


イタリアといえば南京錠(カテナチオ)と言わるディフェンス力。


フランスといえばシャンパンサッカーと言われる、華麗なパス回し。


ライバルお隣韓国も、フィジカルを前面に出したサッカーでいつも球際に激しくゴリゴリくる。



一方日本といえば、

オフト(オランダ)、ファルカン(ブラジル)、加茂さん(日本)、岡田さん(日本)、

ザッケローニ(イタリア)、アギーレ(メキシコ)、ハリルホジッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)、

西野さん(日本)

と、この約30年間の中でも監督がスタイルから国からコロコロ変わる。一貫性がよくわからないのである。



日本人とは

サッカーほどお国柄が現れるスポーツはない。攻撃的、守備的、精神的。パスサッカー、ここで打開するサッカー、一点を守りきるサッカー、フィジカルを押し出したパワーサッカーや身体能力を活かしたサッカー。


これが、日本!と呼ばれるものはまだまだ薄い。

日本のJリーグチームにおいてもそうだ。

システム、サッカースタイル、監督もコロコロ変わりその度に振り出しに戻っている印象である。



しかし唯一、スタイルが変わらないチームがある。

それが、鹿島アントラーズである。

このチームの伝統は、「442」のシステムを未だかつて崩したことはなく、93年のジーコを始め外国選手の多くは「ブラジル人で補強し」、「常勝」軍団として常に優勝争いに食い込んでくる。


鹿島といえば上記のポイントが必ず出てくるわけだが、結果も出し続けており正にこの伝統的なスタイル。というものがまだまだ日本全体には薄いのではないか?


日本の世界的な評価は、勤勉で真面目細部にこだわる、器用。完璧主義者。


などがあげられる。私も趣味で世界中(20数ヶ国)を旅してきたが、

このあたりは世界から見ても特有の民族であると感じる。


もう一度日本人らしさを見直した時、日本本来のスタイルというのを活かしたサッカーができるのではないかと思っている。



自分スタイル。

これが仕事においてもテーマであろう。

経営理念、指針という言葉があるが、これはおきかえればスタイル。

本来のスタイルを続けることで、それがその事業を代表するものになる。

「あの会社はあぁいう感じだよね」


そう思われるようになるまで続けることもまた大事なことではないか。

日本サッカーの立ち位置を通じて気づかされるヒントでもある。



経営者はサッカー監督に似ている


ある意味経営というのは、サッカー監督に似ている。

サッカーは11名とベンチの選手含めた総力戦である。

2002年、日本代表を率いたトルシエはこう言っていた。


チームには、GKを除いて、一人のスーパーな選手と9人の明神がいれば良いチームが出来上がる。

どういうことかというと、

当時ボランチ(日本の中盤の底)明神という選手がおり、彼はポリバレントと呼ばれた選手だった。

ポリバレントとは、複数のポジションをこなせる選手だが、

明神という選手は、身体能力や技術がずば抜けていたわけではないが、

豊富な運動量、複数のポジションをこなせるだけでなく、常に安定したパフォーマンスを見せ(プレーに波がない)、高度な戦術を理解する能力にも長けていた。


つまり一人で局面を打開できる選手と安定してプレーできて多くの戦術をこなすことのできる人がいればチームは成り立つということである。これがトルシエのサッカー。


もちろんケースバイケースや、好みもあり、

超守備的サッカーと揶揄されながらW杯ベスト16という結果を残した岡田監督。

当時の日本最高スター選手を揃えながら予選敗退に終わったジーコ監督。


自分たちのサッカー(日本化ということではなく)を目指し失敗に終わったザックジャパン。


スターを外すこともあれば、ベテランを入れる監督もいる、若手を大事にする監督もある。

そうやって経営者は監督のようにマネージメントし、チーム作りを続けながらベストを模索していく。


経営者は監督に似ていて面白い。


ジャイアントキリングとは

スポーツの試合などで明らかに格上の相手から(大方の予想を覆して)勝利をもぎ取る、いわゆる「大番狂わせ」を意味する表現である。


世の中のほとんどは何度も書くように中小企業の集まりである。

小さい、弱小が前提にあるなかで、

少ない経費と頭を使って、大企業をもしのぐアイディアやパフォーマンスを発揮し、

時に驚くことをやってのける。


私ら小さな規模の会社の経営者にとっての醍醐味はまさにそういうところにあるのではないかと思う。





 


STart creation株式会社 音源制作(バレエ、新体操、フィギュアなど各種競技用の音源代行) 幼稚園、保育園、学童、ジム、隙間時間を活用したレッスンの提供 各種習い事スクール(語学、音楽、ダンス、その他カルチャー) 舞台、イベント立案・制作(音楽、ダンス、映像、パフォーマンス) 各種レンタルスタジオ事業 地域創生プロジェクト(地域活性化における各種提案) 習い事スクール主宰者向けサポート事業 info@statcreation.biz 全国どこでも対応可能。お気軽にお問い合わせください。 北海道 東北地方 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 関東地方 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 中部地方 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 近畿地方 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 中国地方 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 四国地方 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 九州・沖縄地方 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県


閲覧数:90回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page